公開日:2025年11月13日

「美術館 学芸員の昼メシ」#7|豊田市美術館 鈴木俊晴さんおすすめ!豊田で食べたい台湾・インドネシアごはん! #美メシ (愛知県豊田市)

美術館周辺のグルメ情報をお届けする連載7回目! 学芸員や美術館スタッフが「行きつけのお店」を教えます

美術館周辺の美味しいお店を教えて!

アート好きには食好きが多い(気がする)。遠出して美術館に行くなら、美味しいものも楽しみたい。逆に、美味しいものを目当てに訪れた場所で、美術館にも立ち寄りたい、ということもあるのではないでしょうか。

本シリーズ「美術館 学芸員の昼メシ」(略して #美メシ)では、全国各地の美術館で勤務する学芸員やスタッフの方々に、「うちに来たらここに寄れ!」という、とっておきのお店を教えてもらいます。ランチに限らずお茶や夕飯におすすめのカフェやレストランも登場するかも。
今回は豊田市美術館 鈴木俊晴さんが登場です。【Tokyo Art Beat】

*豊田市美術館で開催中の「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」展のレポートはこちら

まぜそばが絶品の「台湾料理友采香」

名古屋・豊田周辺は働く人のための街、とはよく言われますが、実際、たとえばロードサイドの中華料理店のランチのボリュームを見れば(そしてその価格を知れば)納得していただけると思います。とはいえ、それだけでなく、あちこちめぐっていると、葱油拌麺が出てきたり、刀削麺が出てきたり、魯肉飯が出てきたりと、それぞれほかの店にはないメニューをしれっと紛れ込ませていたりして、探究に終わりがありません。そのなかでもおすすめは台湾料理友采香。ここの「まぜそば」は、近年名古屋名物となった台湾まぜそばとは一線を画す独自メニュー。お隣の風味屋もまたおすすめな中華料理店。

ねぎ油まぜそば(税込950円)撮影:筆者

台湾料理友采香
🗓️
水〜月
📍愛知県豊田市陣中町1丁目26-1東和ビル1F
🐾豊田市美術館から徒歩約31分、車約9分
🚃名鉄豊田線 「梅坪駅」出口から徒歩約13分
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駅近でプチ旅行気分。インドネシア料理が楽しめる「Sariraya Mart Plus+」

もうひとつのおすすめは駅近くのSariraya Mart Plus+。アジア系のレストランで、タイやインド料理もカバーしていますが、メインはインドネシア料理。珍しい食材が使われていたりもして、ちょっとした旅行気分が味わえます。

ナマズのフライ(税込1200円) 撮影:筆者

Sariraya Mart Plus+
🗓️
火〜日
📍愛知県豊田市竹生町4丁目62 アイワビル
🐾豊田市美術館から徒歩約23分
🚃鶴舞線 「豊田市駅」出口から徒歩約9分
公式サイト
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豊田市美術館へ!

せっかく小高い丘の上の美術館まで来て、ちょうどお昼時であれば、レストラン「ル・ミュゼ 味遊是」もぜひ。名古屋のフレンチの名店「壺中天」プロデュースの食事はここのところますます美味しいと評判です。

ル・ミュゼ 味遊是内観

ル・ミュゼ 味遊是
🗓️火〜日
📍愛知県豊田市小坂本町8-5-1 豊田市美術館
🐾豊田市美術館から徒歩約0分
🚃鶴舞線 「豊田市駅」出口から徒歩約17分
公式サイト
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美術館では「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」「開館30周年記念コレクション展 VISION 星と星図 | 星図 Ⅱ : 独りと、集団と」も会期折り返し。国際芸術祭あいち2025とあわせてぜひ豊田のランチも楽しんでください。

【次回】

鈴木さんが次の案内人に推薦するのは、黒部市美術館の尺戸智佳子さん。どんなグルメが飛び出すのか、どうぞお楽しみに!

鈴木俊晴

鈴木俊晴

豊田市美術館学芸員。近年の主な企画に「ボイス+パレルモ」(2021〜22、 埼玉県立近代美術館、国立国際美術館と共同企画)、「ゲルハルト・リヒター」 (2022〜23、東京国立近代美術館と共同企画)、「栗本百合子の絵画と空間 — はじまりのまえのはじまり」(2023、名古屋造形大学ギャラリー)、「枠と波」(2024)、「玉山拓郎:FLOOR」(2025)。