GQ MEN OF THE YEAR 2025/20th Anniversary
各分野で顕著な活躍を見せた人物を表彰する「GQ MEN OF THE YEAR」の2025年度受賞者が発表され、12月2日に授賞式が行われた。20回目を迎える今年は、建築家の藤本壮介、ゲームクリエイターの小島秀夫をはじめ、8組が選ばれた。

今年もっとも注目された建築のひとり、藤本壮介は、「Expo2025 大阪・関西万博」で会場デザインプロデューサーを務め、全長およそ2kmにおよぶ《大屋根リング》の設計を担った。今回の受賞理由では「圧倒的スケールながらも周囲と調和する心地よい空間」「今年最大のシンボル建築」が高く評価された。また、今年は森美術館で大規模な個展「藤本壮介の建築:原初・未来・森」を開催し、受賞会場でインスタレーション作品を披露するなど、建築の枠を超えた表現活動も注目を集めている。

ゲームクリエイターの小島秀夫はベスト・クリエイター賞を受賞し、代表作『DEATH STRANDING』におけるプレイヤー同士の接続、ゲームと映画の融合といった革新的な手法が認められた。2020年にはBAFTAフェローシップ賞を受賞しており、今年はプラダ 青山で映画監督ニコラス・ウィンディング・レフンとの展「SATELLITES: NICOLAS WINDING REFN WITH HIDEO KOJIMA」を開催するなど、アートシーンでも注目を集めている。
このほか、アイナ・ジ・エンド(ブレイクスルー・アーティスト賞)、小田凱人(ベスト・アスリート賞)、timelesz(ブレイクスルー・ポップ・アイコン賞)、高橋文哉(ブレイクスルー・アクター賞)、吉沢亮(ベスト・アクター賞)、RIP SLYME(アチーブメント・アーティスト賞)が受賞した。