公開日:2024年9月9日

タイ 美術館&ギャラリーガイド。現代タイを考えるポリティカル/ソーシャルなアートスペース7選+α(文:福冨渉)

バンコクからチェンマイ、コーンケンまで。タイの「いま」が見えてくる美術館やギャラリーを紹介

MAIIAM Contemporary Art Museum 外観 撮影:編集部

政治的・社会的なテーマの作品を展示するスペースを厳選!

タイという国はアート好きにとって、結構天国みたいな場所だと思う。見渡せばそこらじゅうに美術館やギャラリーがあって、しかもそのほとんどに無料で入ることができる(しかも冷房が効いている)。

当初はそんなタイの近現代アートを展示する美術館などの紹介を、という依頼をいただいたのだけれど、あいにく筆者はアートを専門的に学んだ人間ではない。もちろん個人的な興味関心からギャラリーに通いもするし、これまでの仕事のなかでできたアーティストの友人や知人も多くいるのだけど、包括的なアートシーンの話なんかはできない。それで、あくまでその個人的な興味やつながりの範疇で、最近ますます増えている、政治的・社会的なテーマの作品を展示するような空間を紹介させてもらうことにした。

そんな超極私的なガイドなのだけれども、タイ社会が「いま」向き合ういろんな問題系が見えてくるような場所が多いので、ここをスタート地点に、ご自身でいろんなところに行っていただけたらいいなと思う。

【バンコク】Kinjai Contemporary(キンジャイ・コンテンポラリー)

バンコクでは、この数年でBTS(高架鉄道)とMRT(地下鉄)の延伸が一気に進んだ。おかげで、少し前なら船か車を使わないと到達が難しかったチャオプラヤー川西岸地域へのアクセスが、格段によくなっている。

そんなMRTブルーラインのSirindhorn(シリントーン)駅から徒歩すぐの場所に、2018年にオープンしたKinjai Contemporary(キンジャイ・コンテンポラリー)がある。オープン当初から若手アーティストの作品を積極的に展示しているが、近年では様々な団体と協同して、より直接に政治的なプロジェクトを展開するためのスペースとしても注目を集めている。今年の8月には、アムネスティ・インターナショナル・タイランドとの協力で展示「Protest for Tomorrow」を開催した。2020年以降の民主化運動を振り返りつつ、表現の自由や集会の自由について議論するセミナーもおこなわれた。

大きな注目を集めたのは、2022年の「6 October: Facing Demons」だろう。親王室右派の一般市民団体と軍・警察が、国立タマサート大学に集まった左派の大学生を虐殺した1976年10月6日事件。写真をはじめとする事件の貴重な史料を展示するだけでなく、多数の研究者や関係者による討論が連日続き、多くの人々が足を運んだ。

ほかにも、中絶の権利に関する「Bangkok Abortion」(2023)や、失踪した政治犯の「好きな食事」を紹介する「At the end of some days, we will be together again」(2023)など、「いま」「ここ」のポリティカルな話題について思索を巡らせたければ間違いのないスペースだろう。それぞれの展示期間が短かったり、展示と展示の間隔が長く空いていたりするので、訪問前にあらかじめチェックを。

Kinjai Contemporary「Protest for Tomorrow」会場風景 写真提供:Kinjai Contemporary
Kinjai Contemporary「6 October: Facing Demons」会場風景 写真提供:Kinjai Contemporary
Kinjai Contemporary「6 October: Facing Demons」会場風景 写真提供:Kinjai Contemporary

公式サイト(改装中):https://kinjaicontemporary.com
Facebook:https://www.facebook.com/Kinjaicontemporary
Instagram:https://www.facebook.com/Kinjaicontemporary/

【バンコク】Nova Contemporary(ノヴァ・コンテンポラリー)

BTSシーロム線のRatchadamri(ラーチャダムリ)駅近く、周囲を高級ホテルと大きな公園に囲まれて、都心の喧騒と隔絶された雰囲気を醸しているのがNova Contemporary(ノヴァ・コンテンポラリー)だ。

2016年にオープンしたこのギャラリーは、タイをはじめとする東南アジアの若手アーティストの作品を積極的に紹介している。今年の7月には、日本でもたびたび紹介されているAraya Rasdjarmrearnsook(アーラヤー・ラートチャムルーンスック)が、多くの犬たちと暮らす日常のようすとその生と死を描いた映像作品《Three Stories from Ban Wang Hma(Dog’s Palatial House)》が上映されている。

直截的な政治性というよりも、アーティストの個人的な興味関心と、もう少し大きな歴史や社会の文脈を上手に接続するような展示の多い印象だ。たとえばSaroot Supasuthivech(サルット・スッパスッティウェート)による展示「IF I CAN MAKE ONE WISH…」(2023)では、第二次世界大戦中に日本軍が敷設した泰緬鉄道の建設作業に徴用され命を落とした東南アジアの労務者たち、連合国の捕虜たちの姿を浮かび上がらせる映像作品が印象的だ。

本記事の執筆にも協力してくれた、Tada Hengsapkul(ターダー・ヘーンサップクーン)の「YOU LEAD ME DOWN, TO THE OCEAN」(2019)では、ベトナム戦争中に米軍が駐留したアーティストの故郷ナコーンラーチャシーマー県における、戦争の記憶とナラティブを丁寧に掘り起こしながら、それを個人史とも絡めようとする。

周辺の環境も相まってか、落ち着いた空気の中でゆったり作品のなかに沈んでいくことができるギャラリーだ。

Nova Contemporary「Saroot Supasuthivech:IF I CAN MAKE ONE WISH…」(2023)会場風景 写真提供:Nova Contemporary
Nova Contemporary「Tada Hengsapkul:YOU LEAD ME DOWN, TO THE OCEAN」(2019)会場風景 写真提供:Nova Contemporary

【バンコク】N22

バンコクの南部、チャオプラヤー川を挟んで向こう側はもうサムットプラーカーン県という場所にあるアートコミュニティがN22だ。ナラーティワート・ラーチャナカリン通りのソイ22(ソイはタイ語で小路の意)に位置するこの場所に、7つのギャラリーが集まる空間が誕生したのは、2017年初頭のことだ(その後、参加ギャラリーの数には増減がある)。人がいない時間帯に行くと、本当に郊外の倉庫に迷い込んでしまったような気持ちになるのだが、もう一歩だけ足を前に踏み出すと、「N22」の書かれた文字の奥に、多くのギャラリーの看板が見えてくる。

そのなかで、政治的・社会的なテーマの展示を多く開催して、とくに若い世代の観客を集めているギャラリーのひとつが、Cartel Artspace(カーテル・アートスペース)だろう。2024年10月22日まで開催されている若手アーティストRonnagorn Kerdchot(ロンナコーン・クートチョート)の「Death of Place Death of People」は、社会的な死と消滅をテーマにした絵画作品群の展示だ。軍事政権下で新型コロナウイルスの感染者数が増加し、ひとり死者が出るたびにひとつ描いたという大量の頭蓋骨が、時代とともにその意味が変質していく王室関係の名所などを描いた白黒の絵画とともに、小さな空間に並ぶ。

N22の中でもうひとつ紹介するならGallery VER(ギャラリー・ヴァー)だろうか。2006年オープンのこのギャラリーは、N22のオープンにあわせて移転してきた。2023年に開催されたSudaporn Teja(スダーポーン・テーチャー)の「LANNA ANNAL ANNEX」は、アーティストの出身地であるチェンマイ県をかつて支配したラーンナー王国の最後の王と、現代の同じ土地に生きる美容師を「髪」でつなぐ映像とオブジェクトの展示だ。バンコクによる中央集権化によって小王国が「タイ」に吸収されていった歴史を振り返っている。

なお、最寄り駅はBTSシーロム線のSaint Louis(セントルイス)駅かChong Nonsi(チョンノンシー)駅だが、Googleマップ上でも徒歩30分強。ほぼ一直線なのだが、日本人の感覚で駅から歩こうとすると、途中で諦めたくなることうけあいだ。くれぐれもタクシーや配車アプリの利用を(帰りもマスト)。

Cartel Artspace「Ronnagorn Kerdchot:Death of Place Death of People」(2024)会場風景 写真提供:Cartel Artspace
Gallery VER「Sudaporn Teja:LANNA ANNAL ANNEX」(2023)会場風景 写真提供:Gallery VER

公式サイト(Gallery VER):https://galleryver.com
Facebook(Cartel Artspace):https://www.facebook.com/Cartelartpace/
Facebook(Gallery VER):https://www.facebook.com/galleryver/
Instagram(Gallery VER):https://www.instagram.com/vergallery

【バンコク】おすすめギャラリー&アートセンター

バンコクは、ほかにもこんなところがオススメ。
WTF Gallery & Café(WTF ギャラリー&カフェ):https://www.wtfbangkok.com
BANGKOK CITYCITY GALLERY(バンコク・シティーシティー・ギャラリー):https://bangkokcitycity.com
The Jim Thompson Art Center(ジム・トンプソン・アート・センター):https://www.jimthompsonartcenter.org
Bangkok Art and Culture Centre(バンコク・アート&カルチャー・センター):https://www.bacc.or.th

The Jim Thompson Art Center 外観 撮影:編集部
Bangkok Art and Culture Centre 内観 撮影:編集部

地方の美術館とアート・スペース

日本のおよそ1.4倍の国土面積をもつタイには、バンコクを含めて77の県がある。だが、20世紀を通じて進んできた国民国家としての統合のなかで、政治・経済・文化のほとんどの面がバンコクに集中してきた。閑却されてきた地方の声や物語を(中央タイが提示する「多様性」の一環として利用するのではない形で)響かせようという試みが増えてきたのは、ようやく21世紀に入ってからではないだろうか。せっかくなので、ここでは地方の美術館とアートスペースも少しだけ紹介する。

【チェンマイ】MAIIAM Contemporary Art Museum (マイ・イアム)

もはや紹介の必要もないくらい日本では有名になっているような気もするのだが、北部チェンマイ県に行ったら絶対に外してはいけないのが、MAIIAM(マイ・イアム)だ。チェンマイの市街地からは車で20〜30分という距離のところに、鏡面タイルが全面に貼られた巨大な建物が登場するので、なかなかインパクトがある。2016年にオープンした、タイでは最大級の私設現代美術館だ。タイだけではなく、東南アジアやヨーロッパの現代作家たちの作品も積極的に展示していて、その多くが社会に対する鋭い問いを投げかけている。

2024年10月21日まで開催予定の展示「Mom of Alterity」では、アーティストのWilawan Wiangthong(ウィラーワン・ウィアントーン)が、ありとあらゆる素材を用いて人間の身体を「Mom of Alterity」=「他者性の母」に変質させる。様々なメディアで表現されるその姿を、自身の出身地でもある東北タイでの調査から得られた物語で覆う。

こうした抽象的な問いを立てる展示もあれば、Thasnai Sethaseree(タッサナイ・セータセーリー)の展示「Cold War: The Mysterious」(2022)のように、タイの政治史にまっすぐ突っ込んでいくような作品群も展示される。そのバリエーションや規模からしても、現代タイで最重要のアート空間のひとつと言えるだろう。

訪問は乗合バスや配車アプリなどで。タイの美術館としては珍しく入館料がかかるので、入口でチケットの購入を。とはいえ高くても大人料金の200バーツ(800円程度)程度だ。

MAIIAM Contemporary Art Museum「Wilawan Wiangthong:Mom of Alterity」(2024)会場風景 写真提供:MAIIAM Contemporary Art Museum
MAIIAM Contemporary Art Museum「Wilawan Wiangthong:Mom of Alterity」(2024)会場風景 写真提供:MAIIAM Contemporary Art Museum
MAIIAM Contemporary Art Museum「Thasnai Sethaseree:Cold War: The Mysterious」(2022)会場風景 写真提供:MAIIAM Contemporary Art Museum
MAIIAM Contemporary Art Museum 外観 撮影:編集部

公式サイト:https://maiiam.com
Facebook:https://www.facebook.com/MAIIAMchiangmai/
Instagram:https://www.instagram.com/maiiam_art_museum/

【コーンケン】MAIELIE Khonkean (マイ・イーリー・コーンケン)

タイの現代史のなかで、東北タイの人々は強い抑圧と侮蔑にさらされて、社会的格差の最下層に置かれてきた。とくに2010年以降、文化芸術を通じてそうした状況への疑問が呈されるようになってきている。

MAIIAMの創設者であるエリック・ブンナーク・ブースが、東北タイの中心といえるコーンケン県に開いたスペースが、MAIELIE(マイ・イーリー)だ。市街の南側にあるブン・ケン・ナコーン池が望める場所に、2020年にオープンした。同年には、近年増えている市内のギャラリーやアートスペースと共同で、東北タイの「抵抗の美学」を示す作品を展示する「Khon Kaen Manifesto」を開催するなど、広い東北タイのアートシーンにおけるひとつの中心ともなっているようだ。現在MAIIAMで展示されているWilawanの「Mom of Alterity」は、先にここで展示されてから、チェンマイに巡回していった。

コーンケンといえば日本でも知られている映画監督・アーティストのApichatpong Weerasethakul(アピチャッポン・ウィーラセタクン)の出身地だ。MAIELIEでは2022年の「A Minor History」など、彼の展示が複数回開催されている。個人の夢や記憶の表現が社会や政治の問題にも触れるというのが作家のこれまでの方法論だが、それが出身地であるコーンケンで展開されることで、ますます力を持ったものになりうるだろう。

現在は、2025年1月までの予定で、現代の東北タイ社会と文化に変化をもたらしたものを複数の作家が描く「CCTV: Collective Circuit Time Vision」が開催中だ。

MAIELIE Khonkean 「Apichatpong Weerasethakul:A Minor History」(2022)会場風景 写真提供:MAIELIE Khonkean 撮影:Apichatpong Weerasethakul
MAIELIE Khonkean 「CCTV: Collective Circuit Time Vision」(2024) 写真提供:MAIELIE Khonkean 撮影:Peerapon Boonyakiat

Facebook:https://www.facebook.com/MAIIAMchiangmai/
Instagram:https://www.instagram.com/maielie.khonkaen/

【パッターニー】Patani Artspace(パタニ・アートスペース)

東北タイとはまた違った視線にさらされてきたのが、マレーシアとの国境に接するタイ深南部に住む人々だ。全国的に見れば仏教徒が9割を超えるとも言われるタイで、深南部3県と呼ばれるパッターニー県、ヤラー県、ナラーティワート県では、イスラームの人々の人口が8割を超えるとも言われる。政府による同化政策や弾圧の結果引き起こされた分離独立運動が現在も続いており、タイ国内では「内なる他者」の住む危険な紛争地域とみなされがちである。だが人々はその場所に根を張って日常生活を送っているわけで、外部からの独善的な視線と内部の実際とのはざまに置かれてしまっている場所とも言えるかもしれない。

そんな深南部3県で「最初のアートスペース」とされるのが、2014年にオープンしたPatani Artspace(パタニ・アートスペース)だ。深南部のアーティストの作品を中心に、現地社会の実情を映し出すような展示を多く開催している。現在はパッターニー県内のほかのスペースと協働して、国際アートフェスティバル「Kenduri Seni Patani 2024」を開催中だ。

ただその実態を見てみると、たんに各国のアーティストを招き、地域の痛ましい歴史を描く作品を展示するというだけに留まっていないことがわかる。同時進行で料理大会やボート競技会、詩の朗読会に影絵芝居の上映までおこなわれており、そこに多くの地域住民が集まっている。その意味では、地方のコミュニティスペースとして成功を収めている稀有な例と呼ぶこともできるのかもしれない。

隣のソンクラー県との県境からほど近く、南シナ海を望むアジアハイウェイ18号線沿いのドーンラック群役場の近くにスペースはある。ただ深南部3県は、日本の外務省が発表する「危険情報」において、レベル3の渡航中止勧告が出されている。そのためここで積極的な渡航を呼びかけることはできないが、いずれにせよ現地の友人や知人を頼っての訪問が現実的だろう。

Patani Artspace「Kenduri Seni Patani 2024」(2024)会場風景 写真提供:Patani Artspace
Patani Artspace「Kenduri Seni Patani 2024」(2024)会場風景 写真提供:Patani Artspace
Patani Artspace「Kenduri Seni Patani 2024」(2024)会場風景 写真提供:Patani Artspace

Facebook:https://www.facebook.com/PataniArtspaceArtMuseum
Instagram:https://www.instagram.com/patani_art_space/

ということで、いくつかのスペースを、まったく個人的なフィルターのもとに紹介してきた。最後に番外編として、実際にスペースとしては存在しないが、興味深い「ミュージアム」を紹介しておく。

タイの政治史や民衆運動における重要な「もの」を収集するというミッションのもと、デモのビラから、政治犯の残したノートの切れ端まで、様々なものを収集してアーカイブしているウェブ上の運動体だ。最近でははほかのスペースなどと協力して、実際の展示も開催するようになっている。

公式サイト:https://commonmuze.com
Facebook:https://www.facebook.com/commonmuze/
X:https://x.com/commonners/

【オンライン】October 6 Museum Project / Documentation of Oct 6

前者は、1976年10月6日事件の資料を収集して、博物館を作ろうとするプロジェクト。冒頭で紹介したKinjai Contemporary の展示を主催した。後者は、事件の犠牲者の検死報告書から当時の新聞記事までを網羅的にアーカイブするウェブサイトだ。

公式サイト(Documentation of Oct 6):https://doct6.com
Facebook(October 6 Museum Project):https://www.facebook.com/October6MuseumProject
Facebook(Documentation of Oct 6):https://www.facebook.com/6tula2519

ようやく軍事政権の支配から抜け出したように見えたタイだったが、政治の状況は相変わらず安定していない。タイの人々が何と向き合って、どんな問いを立てて、どう動こうとしているのか、ここで紹介したギャラリーやスペースが、それらを理解する一助になれば幸いである。

なお本記事の執筆にあたっては、以下のみなさんにアドバイスをもらった。記して感謝する。

Special Thanks
Juli Baker and Summer(ジュリ・ベーカー・アンド・サマー)
Pandit Chanrochanakit(バンディット・チャンローチャナキット)
Pavinee Samakkabutr(パーウィニー・サマッカブット)
Prakit Kobkijwattana(プラキット・コープキットワッタナー)
Tada Hengsapkul(ターダー・ヘーンサップクーン)
鈴木一絵(SEASUN)

福冨渉

ふくとみ・しょう 1986年東京都生まれ。タイ語翻訳・通訳者、タイ文学研究。青山学院大学地球社会共生学部などで非常勤講師。著書に『タイ現代文学覚書』(風響社)、訳書にプラープダー・ユン『新しい目の旅立ち』(ゲンロン)、ウティット・ヘーマムーン『プラータナー』(河出書房新社)、Prapt『The Miracle of Teddy Bear』(U-NEXT)など。近年はタイ俳優の来日イベント通訳やMCなども。(プロフィール写真:相馬ミナ) https://www.shofukutomi.info