原美術館(東京)サイトゥオンブリーは20世紀を代表するアーティストの一人です。絵画と彫刻の両方で旺盛な制作活動を展開しましたが、とりわけ、《描画された詩》とでも形容すべき独特の絵画作品は他の追随を許しません。この展覧会は、2011年に死去した作家が生前自ら作品の選定に関わり、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館、欧米の主要な美術館で開催され評判を呼んだ個展を、当館の空間に合わせて再構成したものです。トゥオンブリーの即興性、速度、激情、直感が、いきいきと横溢する紙の作品(ドローイング、モノタイプ)約70点が一堂に会し、その50年にわたる孤高の画業を紹介する画期的な機会となります。別館ハラミュージアムアーク(群馬県渋川市)でも出品作品の一部を展示いたします。
[関連イベント]
開催記念キュレータートーク
「サイ トゥオンブリー:紙の作品、50 年の軌跡」
日時: 5月23日(土) 14:00-16:00
出演: ジュリー・シルヴェスター(サイ トゥオンブリー財団)、聞き手:安田篤生(原美術館)
場所: 原美術館ザ・ホール
料金: 一般 1000 円(別途要入館料)、
※予約制
※日本語英語逐次通訳付き
レクチャー&ビデオ上映 「ビデオと絵画:スクリーンはキャンバスになりえるのか?」
日時: 6月20日(土)14:00~16:00
講師: スティーブン・サラザン
講演会「建畠晢氏 サイ トゥオンブリーを語る」
日時: 7月11日(土)14:00~16:00
講師: 建畠晢(多摩美術大学学長、埼玉県立近代美術館館長、詩人)
※お申し込み方法・詳細は公式ホームページからご確認ください。