[画像: トーマス・シュトゥルート 《ルーヴル美術館 4、 パリ 1989》 1989年、 タイプCプリント、138.0×177.0cm、京都国立近代美術館 ©Thomas Struth]

「No Museum, No Life? –これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会」

東京国立近代美術館
終了しました

アーティスト

トーマス・シュトゥルート、森村泰昌、マルセル・デュシャン、岸田劉生
今回の展覧会は、いつもと趣向を変えて美術館そのものをテーマにしています。美術館という空間には素朴な疑問がいろいろあるものの、作品が主役であるため美術館そのものに目を向けることはあまり多くないのではないでしょうか。しかし、美術館の構造や設備、作品の保管や運搬、展示、解説、そしてそれにかかわる多くの人々…、そこには様々なストーリーがあります。今回はそれらにスポットを当て、事典に見立てたAからZまでの36のキーワードにそって紹介していきます。
また今回の展覧会は、国立美術館5館(東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館)の合同展であり、2010年の「陰翳礼讃」展(国立新美術館)に続く合同展第2弾です。日本のナショナルミュージアムである5館の所蔵作品は、紀元前から現代、西洋から東洋、絵画から写真、彫刻といった実に幅広い種類のコレクションであり、一人でも多くの方に見ていただきたい国の芸術財産です。今回はいつもと違った切り口で、それらの中から厳選したルノワール、ロダン、マルセル・デュシャンや岸田劉生など、約170点もの作品をご紹介します。
本展では、作品を楽しむことはもちろん、作品にとっての舞台である美術館にも目を向けることで展覧会を楽しむ新しい視点を提案します。まるで美術館をテーマにした巨大な事典の中を歩くような展示空間を体感いただきます。「No Museum, No Life?」というタイトルには、美術館を楽しむことで人生が豊かになることと、過去の作品
を未来へと守り続けていく美術館が持つ役割を込めました。

[関連イベント]
ギャラリートーク
桝田倫広(東京国立近代美術館研究員・本展企画者)、新藤淳(国立西洋美術館研究員・本展企画者)
日時: 6月26日(金) 18:00-19:30、7月11日(土) 14:00-15:30、8月28日(金) 18:00-19:30
場所: 1階企画展ギャラリー
※申込不要、要観覧券

MOMATサマーフェス(仮称)
日時: 7月31日(金)〜8月2日(日)
夏の週末に美術館を楽しんでいただく特別イベント。シンポジウムのほか、美術館前庭での映画上映会や飲食のご提供など、いつもの美術館とは一味違ったイベントを予定しています。
※関連イベント詳細は公式ホームページからご確認ください。

スケジュール

2015年6月16日(火)~2015年9月13日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
金曜日・土曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日
月曜日が祝休日の場合は月曜日開館、翌平日休
展示替期間・年末年始休館
入場料一般 1000円、大学生 500円、高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添(1名)は無料
展覧会URLhttp://www.momat.go.jp/am/exhibition/no-museum-no-life/
会場東京国立近代美術館
http://www.momat.go.jp
住所〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
アクセス東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口徒歩3分、東京メトロ半蔵門線・東西線・都営新宿線「九段下駅」4番出口、半蔵門線・都営新宿線・三田線「神保町駅」A1出口より徒歩15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)