GYRE GALLERYアーティスト
操上和美、山口はるみ、畠山直哉、風間サチコ、石川直樹、友沢こたお
世界に先駆けた「高密度都市再開発の実験」の現場、渋谷という都市空間をハーバード大学デザイン大学院の学生が渋谷区とともにリサーチを展開した。都市空間の「過去と未来」、「光と影」、「ハレとケ」をテーマにした研究を実地(渋谷)に乗り込んでフィールドワークを行い、未来の普遍的な都市空間が内包する提言を行った。このようにSHIBUYAという都市空間は世界から注目を集め、未来都市のメタファーとシンボルとして今や位置付けられている。
都市計画、システムデザイン、建築が一体となって取り組むべき大きな課題に対して、ジャンルの境界を超えた社会的課題の共有とクリエイティブな協働について、クリエーター(アーティスト/デザイナー/写真家/建築家)の斬新なアイデアの下、SHIBUYAという都市空間がグローバル化した世界における未来の都市空間の在り方を浮かび上がらせ、さらに地政学的な空間領域からヴァーチャルなそれへと変容することを示唆し、 XYZ世代さらにはα世界を貫いてアートの力でジェネレーションをシャッフルさせる展覧会となる。
*エフェメラとは、もともとグリーティングカードやチラシなど、役目を終えたら捨てられる短命の印刷物を指す。転じて、空間としてのエフェメラは、短期間現れる仮設の装置やインスタレーションを指し、都市が経済成長だけではなく、社会の多様性と寛容性を育む空間を確保することを意味する。