「モダン・エキスポ・ポスターズ:グラフィックでみる現代の万博」

京都dddギャラリー
8月20日終了

アーティスト

五十嵐威暢、伊坂芳太良、石岡瑛子、伊藤桂司、植条則夫、アイリス・ウティカル、マイケル・ガイス、勝井三雄、亀倉雄策、城戸和子、ステュディオ・ギィ・ラリュミエール、田中一光、アール・ダフ、TEAM INARI(シマダタモツ)、ロマン・チェスレヴィッチ、戸田正寿、ロベルト・ドーヘ、永井一正、原研哉、引地耕太、福島治、福田繁雄、ハコボ・ペレス・エンシソ、デイヴィッド・ホックニー、増田豊、松永真、レオ・マーフェルト、ハビエル・マリスカル、ジョルジュ・ユエル、ジャック・リシェ、ロランド&メメルスドルフ、和田誠、ワントゥーテン
2025年、大阪では2回目となる万国博覧会が開催されます。万博の歴史は1851年に開催されたロンドン万博にさかのぼります。1928年の国際博覧会条約制定以降は、「公衆の教育を主たる目的とする催し」という定義のもと、文明の進歩や将来の展望を示すイベントとして開催されることになりました。初期の万博は展示品を中心とした「もの」を見せる催しでしたが、第二次世界大戦以降は「体験を提供する」エンタテインメント型の展示場へとその性格を変化させます。さらに、1958年のブリュッセル万博以降は、全体の基本理念となる統一テーマをより重視するようになり、人々がそれについて考える機会となっています。かつては受け身で「見て」、「楽しむ」場であった万博が、社会課題の解決のため参加者が皆で「考える」場へと変化してきたのです。

万博のテーマの変遷は万博の公式ポスターにも反映され、それらからも時代や社会の変遷を感じ取ることができます。本展では、現代的な万博の走りとなった1958年ブリュッセルから、2020年ドバイまでの10回の登録(一般)博覧会に、沖縄、つくばの2回の認定(特別)博覧会と大阪(国際園芸博覧会)を加えた、計13回の現代の万博のポスターを、DNP文化振興財団の所蔵作品を中心に、博覧会国際事務局、万博博物館および乃村工藝社の協力のもと展示します。また特別展示として、2025年日本国際博覧会のロゴやデザインシステムについても紹介します。

国や地域ごとの個性やテーマを表現するために、デザイナーたちがそれぞれに工夫を凝らした表現の数々をご覧いただけるものと思います。本展が現代の万国博覧会約70年の歴史の中で個々のテーマに込められた理念や目的をグラフィックからたどる機会となれば幸いです。

スケジュール

開催中

2025年6月13日(金)~2025年8月20日(水)あと64日

開館情報

時間
11:0019:00
土曜日・日曜日・祝日は18:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000845
会場京都dddギャラリー
https://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/
住所〒600-8411 京都府京都市下京区水銀屋町620 COCON KARASUMA 3F
アクセス地下鉄烏丸線四条駅2番出口より直結、阪急線烏丸駅23番出口より直結
電話番号075-871-1480