《昇天》1976 東京国立近代美術館 大谷一郎
《たたかいの日々》1963 世田谷美術館
《原初的風景A》1987 東京国立近代美術館 撮影:大谷一郎
《群像》1970 東京オペラシティアートギャラリー 撮影:斉藤新
《色彩によるデッサン》1951 東京オペラシティアートギャラリー 撮影:斉藤新
《ヴィナスと少年》 1936 板橋区立美術館
《街》1951 世田谷美術館

難波田龍起

東京オペラシティ アートギャラリー
7月11日開始

アーティスト

難波田龍起
難波田龍起(1905-1997)は、戦前から画業を始め、戦後はわが国における抽象絵画のパイオニアとして大きな足跡を残しました。大正末期に詩と哲学に関心をもつ青年として高村光太郎と出会い、その薫陶を受けるなかで画家を志した難波田は、身近な風景やいにしえの時代への憧れを描くことで画業を開始します。

戦後になると抽象へと大きく制作を進め、海外から流入する最新の動向を咀嚼しながらも情報に流されず、特定の運動に属することもなく、独自の道を歩みました。その作品は、わが国における抽象絵画のひとつの到達点として高く評価されています。
東京オペラシティアートギャラリー収蔵品の寄贈者である寺田小太郎氏が本格的な蒐集活動にのりだし、さらにコレクションを導くコンセプトのひとつである「東洋的抽象」を立てたのも、孤高の画家難波田龍起の作品との出会いがきっかけでした。難波田が当館の所蔵する寺田コレクションの中心作家となっていることは言うまでもありません。

本展は難波田龍起の生誕 120 年を機に、当館収蔵品はもとより、国内の美術館の所蔵品、また個人蔵の作品などもまじえ、難波田の画業の全貌を四半世紀ぶりに紹介し、今日的な視点から検証するものです。

スケジュール

2025年7月11日(金)~2025年10月2日(木)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日
7月21日、8月11日、9月15日は開館
7月22日、8月3日・12日、9月16日は休館
入場料一般 1600円、大学生・高校生 1000円、中学生以下 無料
会場東京オペラシティ アートギャラリー
http://www.operacity.jp/ag/
住所〒163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2
アクセス京王新線初台駅東口より徒歩3分、小田急小田原線参宮橋駅より徒歩11分、都営大江戸線西新宿五丁目駅A2出口より徒歩12分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)