松谷武判《二つの形》 2022 作家蔵  Courtesy the artist and Hauser & Wirth ©Takesada Matsutani Photo: Nicolas Brasseur
パリ、バスティーユのアトリエにて制作中の松谷武判、2019 Photo: Michel Lunardelli
松谷武判《圧迫》1958 作家蔵 Courtesy the artist ©Takesada Matsutani Photo: Kaoru Minamino
松谷武判《作品 63-A-36》1963 姫路市立美術館蔵
松谷武判《作品 66-2》1966 宮城県美術館蔵
松谷武判《繁殖-黒》1967 芦屋市立美術博物館蔵
松谷武判《繁殖-ピンク》1970 芦屋市立美術博物館蔵
松谷武判《日本海-8》1978 芦屋市立美術博物館蔵
松谷武判《流れ-6》1982  東京都現代美術館蔵 *1983年、ベルギーでの展示風景 ©︎松谷武判アーカイブス
松谷武判《雫》1985 東京オペラシティ アートギャラリー蔵
松谷武判《接点2009》2009 神奈川県立近代美術館蔵
松谷武判《Soft and Hard 9-11-2010》2010 作家蔵 Courtesy the artist and Hauser & Wirth ©Takesada Matsutani Photo: Marc Domage
松谷武判《丸い丘》2023 作家蔵 Courtesy the artist and Hauser & Wirth ©Takesada Matsutani Photo: Nicolas Brasseur
松谷武判《無題》1973 作家蔵 Courtesy the artist and Hauser & Wirth ©Takesada Matsutani Photo: Nicolas Brasseur
松谷武判 《「スケッチブック、パリ 1980-」より》1984頃 作家蔵 Courtesy the artist and Hauser & Wirth ©Takesada Matsutani Photo: Nicolas Brasseur
松谷武判《無題》1976 作家蔵 Courtesy the artist and Hauser & Wirth ©Takesada Matsutani Photo: Nicolas Brasseur
松谷武判《無題(モニュメントのための構想図)》1985 作家蔵 Courtesy the artist and Hauser & Wirth ©Takesada Matsutani Photo: Nicolas Brasseur
《オブジェクト-C》1975 和歌山県立近代美術館蔵
松谷武判《「スケッチブック、パリ 1989-1993」より》1990 作家蔵 Courtesy the artist and Hauser & Wirth ©Takesada Matsutani Photo: Nicolas Brasseur
具体のリーダー吉原治良(右)とともに、グタイピナコテカ(大阪)での個展にて、1963 ©︎松谷武判アーカイブス
スタンリー・ウィリアム・ヘイターとともに、パリ、「アトリエ17」にて、1967 ©︎松谷武判アーカイブス
パリのアトリエで制作中の松谷武判、1981 ©︎松谷武判アーカイブス *ストローで息を吹き込みボンドを膨らませている。
ドローイング制作風景、1982、サンフランシスコにて ©︎松谷武判アーカイブス *ドローイング《流れ-7》のインスタレーションに際して作品に揮発性油を注ぐ松谷武判
《流れ-小西邸》2001、墨・水・石・紙によるパフォーマンス ©︎松谷武判アーカイブス Photo: 神戸康史
パリの街を歩く松谷武判、2019 Photo: Michel Lunardelli

「松谷武判 Takesada Matsutani」

東京オペラシティ アートギャラリー
12月17日終了
アプリで割引あり

アーティスト

松谷武判
松谷武判(1937-)は、60年を越える活動を通して、物質が示す表情や肌理、存在感と生命の波動、流動を交錯させる優れた制作を続けてきました。1960年代前半に当時の新素材であるビニール系接着剤(ボンド)を使って有機的フォルムを生み出すレリーフ状の作品で具体美術協会*の第2世代の俊英として名を馳せ、1966年に渡仏。パリを拠点に、当時現代アートの最前線であった版画の領域で新たな取り組みを開始します。平面メディアにおける空間性と時間性の探求から、やがて表現は幾何学的であると同時に有機的なフォルムと鮮烈な色彩を特徴とするハードエッジの表現に移行。1970年代後半からは紙と鉛筆という身近な素材を用いて制作行為の始原へと溯行し、黒のストロークで画面を塗り込めて生命的な時間を胚胎させる表現を確立。ボンドによる有機的な造形にも改めて取り組み、そこに鉛筆の黒を重ねた作品で新境地を拓きます。作品は建築を取り込んだインスタレーションの形をとることも多くなり、同時にパフォーマンスでも独自の個性を発揮します。現在もパリを拠点に旺盛な制作を続ける松谷は、2017年のヴェネチア・ビエンナーレ、2019年のパリ、ポンピドゥー・センターでの回顧展など、改めて国際的な評価を高めています。近年はひとつの手法や表現にとらわれることなく、その制作はますます自由で大らか、大胆にして密やかな繊細さをたたえて進行しています。さまざまな物質が示す表情に生身の身体と五感で対峙することで生み出される松谷武判の作品、その豊かな多様性は、見るものに語りかけてやみません。本展は、最新の調査に基づいて構成される初期から最新作を含む作品、資料、映像など200点以上によって松谷武判の全貌を紹介します。
*具体美術協会:1950-70年代に戦後日本の前衛芸術を牽引した芸術家集団。その先駆性は世界的な評価と注目を集めている。

スケジュール

開催中

2024年10月3日(木)~2024年12月17日(火)あと52日

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し翌火曜日休館
入場料一般 1600円、大学生・高校生 1000円、中学生以下 無料
ミューぽん

200円OFF /  2名様まで割引 / 一般・学生に適用。他の割引と併用不可

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有料会員限定

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会場東京オペラシティ アートギャラリー
http://www.operacity.jp/ag/
住所〒163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2
アクセス京王新線初台駅東口より徒歩3分、小田急小田原線参宮橋駅より徒歩11分、都営大江戸線西新宿五丁目駅A2出口より徒歩12分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)