石神の丘美術館 (岩手県岩手郡岩手町、館長 : 佐々木光司 岩手町長) は、1993年に岩手県では初となる野外彫刻美術館として開館しました。その背景には、1973年から30回にわたり開催されてきた「岩手町国際石彫シンポジウム」の伝統があります。
2002年には隣接地に道の駅石神の丘が設置され、以後、道の駅と一体となり岩手県北の美術の拠点として、町の観光・教育施設として活動を続けてまいりました。アートや自然との出会いの場、また、とれたての新鮮な野菜をはじめとした豊かな食を提供する場として「石神の丘」は多くの方にご利用いただいております。
2022年7月に道の駅石神の丘は開業20周年、2023年7月に石神の丘美術館は開館30周年を迎えようとしています。節目の年を前に、魅力的なアート作品や草花を楽しめる空間を増やし、それらとの出会いを通じていっそう豊かな時間・体験を得られる場となることを目指し、美術館はリニューアルすることとなりました。
これまで「屋外展示場」と呼んできた石神山(標高326m)の斜面を利用した散策エリアは、より里山の自然を感じ、親しみをもてるような彫刻作品・デザイン遊具、計9点を新規設置。あわせて、これまでお楽しみいただいてきたラベンダーだけではなく四季を通じて草花を楽しめる空間づくりに取り組み、名称を新しく〈花とアートの森〉として開館します。
当初、全館開館日は2020年7月1日(水)としておりましたが、新型ウイルス感染拡大防止のため延期し、2020年9月1日(火)にリニューアルオープンしました。 2022年に向けて今後、道の駅石神の丘もさらなる充実を図っていく予定です。どうぞ引き続き「石神の丘」にご注目ください。