大阪芸術大学では、昭和56年に塚本英世記念館芸術情報センターを設置して以来、あらゆる芸術資料の収集に努めてきました。その点数は4000点を超え、そのなかには19世紀末の初期モデルから20世紀中葉までの変遷を概観できる蓄音機コレクションや、世界に4セットしかない作家自選によるアンリ・カルティエ=ブレッソン写真コレクション、20世紀グラフィックデザインのひとつの大きな流れであるスイス派の作品などのほか、国内外の優れた美術作品や芸術資料が多く含まれます。「大阪芸術大学博物館」は、これらの芸術資料をはじめとする本学所蔵の作品を、学内での研究に役立てていただくことはもとより、広く社会に公開することを目的として平成14年に開設されました。