会場風景 © カラー/Project Eva. © カラー/EVA 製作委員会 © カラー
「エヴァンゲリオン」シリーズの貴重な制作資料を一堂に展示する「30周年記念展『ALL OF EVANGELION』」が、六本木ヒルズ 東京シティビューで開幕した。会期は11月14日から2026年1月12日まで。
1995年10月4日にテレビシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』の放送が開始されてから、今年で30周年を迎える「エヴァンゲリオン」シリーズ。本展では、これまでまとまって展示される機会の少なかったテレビシリーズのセル画や、緻密に描かれた原画や設定など、作品の根幹にかかわる制作資料が展示される。
さらに、「新劇場版」シリーズで採り入れられたデジタル制作資料も初公開。いまもなお世界で愛される「エヴァンゲリオン」シリーズの魅力を、視覚と聴覚で体感できる機会となる。

エントランスには、本展のために制作された大型のエヴァンゲリオン初号機フィギュアが登場。六本木ヒルズ森タワー52階から一望できる東京の景色を背景に設置され、フォトスポットとして30周年の「祝祭」を華やかに演出する。

キャラクターやメカなど、世界観を作り上げていくうえで欠かせない「設定」。本展ではテレビシリーズの原点であるテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の制作資料を、これまでにない規模で展示。厳選された資料を通して、壮大な世界が出来上がっていく変遷や、当時の創作現場を体験できる。


2007年に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再始動した『:序』『:破』『:Q』の3作は新たなファンを獲得し、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で完結を迎えた。新劇場版からは徐々に制作手法がデジタル化したが、緻密かつ膨大な切磋琢磨を経る手法は変わらない。今回の展示では制作現場の最前線が紹介される。



30年間愛され続けた本作の創作過程を間近で体感できる本展は、ファンにとって待望の機会となりそうだ。