公開日:2025年5月15日

愛媛県×藝大によるアートフェスティバル「art venture ehime fes 2025」が、作品を公募。テーマは「ここにある豊かさ」

県内の7つの会場で展開する作品やアートプロジェクトを募集中。本祭の会期は10月18日〜11月3日

「art venture ehime fes 2025」オープンコール ヴィジュアル

愛媛県と東京藝術大学による県民参加型のアートフェス

愛媛県を舞台にしたアートフェスティバル「art venture ehime fes 2025」が、10月18日〜11月3日に開催。作品やプロジェクトを募るオープンコールが行われている。

愛媛県東京藝術大学が、アートを介して人々や地域とのつながりを深め、新たな価値や関係を生み出すことで「愛媛の未来を創造する」ことを目的に2024年度から展開しているアートコミュニケーションプロジェクト、「art venture ehime」。本プロジェクトでは、「ひめラー」と呼ばれるアートコミュニケータを中心に、県と同大学、地域の人々が協力し、様々な分野にアートを取り入れて地域の課題に取り組んでいる。

このたび開催される「art venture ehime fes 2025」は、その取り組みの認知拡大や、より多くの人が文化芸術に親しむ機会の創出を目的に据えた県民参加型のアートフェスティバル。「とべもり+(プラス)エリア」「砥部町エリア」「今治市エリア」「内子町エリア」という県内4エリア、8つのゾーンを舞台に、多様な表現の場を提供し、創造的な交流を促進する。

とべもり+(プラス)エリア えひめこどもの城
とべもり+(プラス)エリア 愛媛県立とべ動物園

審査員に日比野克彦、スプツニ子!、夏井いつきら

「art venture ehime fes 2025」の開催にあたり、7つの会場で展開する作品やアートプロジェクトを6月22日まで募集中。応募資格は年齢や国籍、プロ、アマチュア、個人、団体などは問わない。「ここにある豊かさ」というテーマのもとで、アートの力や可能性を表現しながら、地域の豊かな資源の魅力を最大限に引き出し、交流人口の拡大や地域の活性化にもつながるような企画を募っている。

砥部町エリア
今治市エリア 丹下建築ゾーン

創作活動の準備段階からのプロセスを重視する本フェスティバルでは、愛媛県内で愛媛県内で活動するアートコミュニケータ「ひめラー」が制作やリサーチに併走し、地域との関係性構築やコーディネートを行うほか、活動中は記録チームが取材・撮影を行いアーカイヴを残す。また、1次審査を通過したアーティストには、愛媛県内でのリサーチや滞在に係る費用を支援する。

今治市エリア 里山ゾーン

審査員は、日比野克彦(東京藝術大学 学長)、今村有策(東京藝術大学 副学長 / 大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻 教授)、三上亮(東京藝術大学美術学部工芸科 教授)、スプツニ子! (マルチメディアアーティスト)、陳愷璜(台北芸術大学 学長)、夏井いつき (俳人・俳句集団「いつき組」組長・エッセイスト)

会場ごとに公募内容やサポートの内容が異なるため、募集要項の詳細は公式サイトで確認してほしい。

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