公開日:2025年6月12日

「HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」が京橋・CREATIVE MUSEUM TOKYOで開催。現代のマンガやアニメにつながる表現に迫る

会期は9月13日〜11月30日。『北斎漫画』や《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》など300点超を展示

「HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」ヴィジュアル

葛飾北斎の作品に迫る展覧会「HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」が、東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOで開催される。会期は9月13日〜11月30日。

「HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」ヴィジュアル

江戸時代の浮世絵師である葛飾北斎は、90年間の生涯で3万点もの作品を残した。93回の引っ越しを行い、30以上の画号を使い分けるなど、その自由奔放な生き様でも知られる。

現代のマンガやアニメなどのルーツとしての北斎作品に注目する本展は、1700冊の『北斎漫画』を所蔵する浦上満(浦上蒼穹堂)の全面協力によって開催。浦上コレクションの『北斎漫画』全15編をはじめ、多彩な読本の挿絵、《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》、自らを“画狂人”と称した晩年の傑作『富嶽百景』全3編・102図、日本初公開となる肉筆画16図など、300点を超える作品が出展される。

会場では、 「集中線」「ギャグ描写」「アニメ原画」など、現代のマンガやアニメ表現の源流に位置づけられる作品に着目した新しい展示演出を展開。いまに続く“北斎のしわざ”とは何なのか。200年前の表現と現代の視覚文化とのつながりに想いを馳せる機会となりそうだ。

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