(左から)古代ローマ時代の彫刻「ファルネーゼのアトラス」、本日発表されたミケランジェロ・ブオナローティ《復活のキリスト》、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《キリストの埋葬》
5月18日、大阪・関西万博のイタリアパビリオンで、ルネサンス期の芸術家・ミケランジェロ・ブオナローティの彫刻《キリストの復活》が公開された。国外での展示は展示は万博が閉幕する10月13日まで。
本作は1514〜16年に制作され、ローマ北西部のラツィオ州バッサーノ・ロマーノのサン・ヴィンチェンツォ・マルティーレ教会に所蔵されている。来日するのは2度目で、大阪には初となる。今月7日に同国を出発した作品は、18日、無事にパビリオンにて披露された。
大阪万博、ミケランジェロの《復活のキリスト》公開! pic.twitter.com/0SWEYXfd4J
— Tokyo Art Beat (@TokyoArtBeat_JP) May 18, 2025
イタリアパビリオンではほかにも、レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチ《アトランティックコード》や、古代ローマ時代の彫刻「ファルネーゼのアトラス」などが展示されている。
また、イタリアパビリオン内に設置されているバチカンパビリオンは「美は希望をもたらす」をテーマに掲げ、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョの名作《キリストの埋葬》(1603〜04)を展示。カラヴァッジョはイタリアにおけるバロック期の巨匠で、本作はヴァチカン美術館の絵画館が所蔵する代表作だ。
イタリア美術の巨匠ふたりの傑作が同時に見られる、貴重な機会となっている。