山本浩貴
美術出版社 1800円+税 4月22日発売
文化研究者・山本浩貴が、難解と思われがちな現代アートを徹底解説。「そもそも、現代アートって何?」「現代アートの現代は何を意味する?」「コンテンポラリー·アートと現代美術の違いは?」など12のテーマを、平易な語り口で読み解いていく。
会田誠
講談社 6300円+税 6月2日発売
現代社会の諸問題と格闘し続ける全身芸術家・会田誠の2000年以降の活動を中心にまとめた作品集。絵画、写真、立体、パフォーマンス、インスタレーション、都市計画など、広範囲にわたるアーティストの活動を、図版750点と、自作解説65,000字、会田のツイート(現X)880回分を通じて総覧する。
ハンス・ライテン(著) 川副智子(訳)
NHK出版 5400円+税 6月27日発売
フィンセント・ファン・ゴッホの義妹で、弟テオの妻ヨー。フィンセントとテオが相次いで亡くなった後、膨大な量の作品を受け継ぎその普及に努めた彼女の功績と生涯を描いた伝記本。豊富な図版とともに、本書初公開となる日記や家族への手紙も収録されている。「大ゴッホ展」や「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」など、ゴッホの大規模な回顧展が相次いで予定されている今こそ読みたい1冊だ。
渡辺茂(編著) 大崎睦(編) 五十嵐ジャンヌ・幕内充・ 星聖子・ 石津智大・ 内海健・ 後藤文子・ 森山朋絵ほか(著)
共立出版 3200円+税 5月10日発売
「なぜアートに魅了されるのか」という根源的な問いに、様々な領域で活躍する研究者が挑む論考集。動物心理学、美術史、記号論、実験美学、神経美学、アール・ブリュット、テクノロジーなど、各分野で第一線を走る専門家が集結した。
山脇道子(著) 川畑直道(編)
みすず書房 4500円+税 6月16日発売
20世紀初頭にドイツのモダンデザインを切り開いた造形学校「バウハウス」で、留学生として過ごしたデザイナー・山脇道子。その痛快な生き様を映し出す20編のエッセイを収録。彼女の師となったカンディンスキーとの思い出、バウハウスでの生活の様子が、校内で撮影された貴重なスナップ写真を含む図版約130点とともに紹介される。
藤嶋陽子(著)
青土社 2200円+税 6月25日発売
「ありのままが美しい」というメッセージに頷きながら、見た目をよくしたいという欲望を抱いて(抱かされて)しまう私たち。ルッキズム、エンパワーメント、ボディポジティブなどのテーマを問い直す、気鋭のファッション研究者による単著。装丁はアーティストのはくいきしろいが担当。
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