公開日:2025年7月28日

東京ミッドタウンのデザインの祭典「TOKYO MIDTOWN DESIGN LIVE」が今秋開催。“日常がおもしろくなる”デザインイベントを目指す

今年で18回目の「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」が新たなステージに。クリエイティブディレクターは佐藤卓

「TOKYO MIDTOWN DESIGN LIVE」ロゴ

東京ミッドタウンのデザインイベント「TOKYO MIDTOWN DESIGN LIVE」が、10月10日~11月5日に開催される。

「TOKYO MIDTOWN DESIGN LIVE」は、東京ミッドタウンが新たに発信するデザインのイベント。東京ミッドタウンでは2007年から「デザインを五感で楽しむ」をコンセプトとした「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」を開催してきたが、18回目を迎える今回は、あらためてデザインを「何かと何かの間を、適切につなぐこと」と定義し、「あたりまえの日常が、おもしろくなるデザインイベント。」をスローガンに「TOKYO MIDTOWN DESIGN LIVE」として開催される。

本イベントでは、全体の規模感はそのままに、本格的なデザインのエキシビションをメインコンテンツとして位置づけ、日常を覚醒させてくれるきっかけとなるような、新しいかたちのデザイン体験を提供。毎年のテーマに基づいて様々なクリエイターが参加し、一般の来場者からプロフェッショナルまでを満足させる内容を目指すという。また東京ミッドタウンの館内や屋外で行われるイベントも、同様のテーマを踏まえて充実を図る。

「TOKYO MIDTOWN DESIGN LIVE」のクリエイティブディレクターには、グラフィックデザイナーの佐藤卓が就任。エキシビションのキュレーターとして、デザインジャーナリストの土田貴宏が参加する。

佐藤卓
土田貴宏

メインコンテンツとなる「DESIGN LIVE EXHIBITION」には、国内外で活躍するクリエイターや新進気鋭作家の作品が集結。参加予定クリエイターは以下の通り。

AtMa、we+、山田紗子建築設計事務所、秋山かおり、荒牧悠、MD2V、小野栞、小泉創、小関隆一、小宮山洋、坂下麦、sasamoto natsuki、SHOKKI、鈴木元、SO TANAKA、TAKT PROJECT、竹下早紀、TOSHIKI YAGISAWA、西本良太、長谷川依与、松山祥樹、盛永省治、柳川えいみ、YUTO YAMADA、吉添裕人ほか

佐藤卓のコメント

デザインは「間をつなぐもの」。例えば椅子は、人と座るという行為の間にあるもの。牛乳のパッケージは、中身の牛乳と人の間にあって、両者をつないでくれています。デザインが様々な物事の間をつなぐことで、あたりまえの日常が営まれています。そのあたりまえの日常を、デザインでちょっとゆさぶってみるとどうなるか。毎日が新鮮に感じられるかもしれません。イベント名も「デザインタッチ」から「デザインライブ」に進化。この機会に、多くのクリエイターによる素晴らしい作品と、数々の楽しいイベントをご体感いただきたいと思います。

土田貴宏のコメント

デザインについて、興味がある人も、興味がない人もいます。しかし関係のない人はいません。生活のすみずみにデザインは行き渡っているからです。今年から始まる「デザインライブ」は、そんな視点でデザインを捉え、そのポテンシャルを考え、さまざまに体験化していきます。また一連のイベントの核になるエキシビションでは、これからの日常について想像を刺激し、価値観を新たにするような作品をキュレーションします。

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