左から:森村泰昌、ヤノベケンジ、やなぎみわ
森村泰昌、ヤノベケンジ、やなぎみわによる3人展「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。 — 森村泰昌・ヤノベケンジ・やなぎみわ —」が大阪中之島美術館で開催される。会期は2026年4月25日〜6月28日。
1985年に初めてのセルフポートレイトの作品 《肖像/ゴッホ》を発表し、以降「わたし」を一貫したテーマに据え、「何者かに扮するセルフポートレイト写真」を発表し続けている森村泰昌。1990年代初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに、機能性を持つ大型機械彫刻を制作しているヤノベケンジ。女性をテーマにした写真作品を多数手がけ、2010年からは野外巡礼劇などの演劇活動も行っているやなぎみわ。森村とヤノベはともに大阪出身、やなぎは兵庫・神戸市出身だ。
大阪中之島美術館では、2023年末から3人がともにひとつの展覧会を作り上げるという初の試みに併走してきたという。「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。」とのタイトル以外、展覧会の詳細は明らかになっていないが、大阪・関西万博の翌年に行われる、関西、そして日本を代表する現代美術家3人のコラボレーションに注目だ。