「よみうりランドジュエルミネーション2025」イメージ
昨年に開園60周年を迎えた東京・稲城市の遊園地「よみうりランド」で、10月23日から「よみうりランド ジュエルミネーション2025」が開催される。期間は2026年4月5日まで。
2010年にスタートした「よみうりランド ジュエルミネーション」は、宝石色のイルミネーションと東京の夜景を一度に楽しむことのできるイベント。アトラクションをはじめとする遊園地内の様々な空間をイルミネーションが彩り、観覧車などの乗り物からはスカイツリーや東京タワーといった東京の観光名所を見ることができる。東京の夜景と宝石色のイルミネーションが幻想的に調和する風景が眼下に広がる。
「ジュエルミネーション」は、照明デザイナーの石井幹子が率いる石井幹子デザイン事務所が開発した、世界初の宝石色をイメージしたLEDを使ったイルミネーションのこと。
石井幹子は、都市照明からライトオブジェ、光のパフォーマンスまで、幅広い光の領域で活躍する照明デザインの第一人者。これまでに東京タワー、レインボーブリッジをはじめ、姫路城や上野東照宮など様々な歴史的建造物や光のイベントを手がけ、2019年に文化功労者、2023年には旭日中綬章を受章している。
イルミネーションには地球にやさしい「グリーン電力」を使用。昨年に引き続き「LIGHT is LOVE」をグランドテーマに据え、人や自然、地球への愛を表現する。さらに今回は、大きく飛躍する第一歩を想起させる「LIGHT HOP⤴」をサブテーマに掲げ、エネルギッシュで華やかな光のクリエイションを展開する。
正面入口を入ってすぐの「太陽の広場」とその周辺では、「LIGHT HOP⤴」をイメージし、オレンジ系のイルミネーションをベースにゴールドやダイヤモンドカラーなどを組み合わせたイルミネーション「ジュエリー・プラザ」が来園客を出迎える。
さらに昨年から登場した新たな観覧車「Sky-Go-LAND」は、「ジュエリー・グランオブジェ」として、両面をライトアップ。東面はダイヤモンドのブリリアントカットをモチーフに、14色の宝石のような輝きを表現し、西面では「LIGHT is LOVE」をテーマに、上半分をゴールド、下半分をピンク色の光が高貴かつ優しい表情を演出する。
流れるプールの中央には、「LIGHT HOP⤴」を具現化した24台のオブジェを飾った「ジュエリー・ストリーム」が出現。プールWAIのアスレチックエリア「わいわいジャングル」は、様々な個性や愛が共存する美しさを表現したオブジェ「ラブリー・サンクチュアリ」に変貌する。ゴーカートのコースやコースターの下などもイルミネーションが施され、アトラクションに乗りながら流れる光の煌めきを感じることができる。
また、アトラクションだけでなく、園内の歩道などのライトアップも見どころのひとつ。全長180mの並木道をダイヤモンドカラーのイルミネーションで樹木の下から飾り付け、光のグラデーションを演出した「ジュエリー・プロムナード」、光輝く宝石の結晶をモチーフにした全長約140mの光のトンネル「クリスタル・パサージュ」といった華やかなスポットが随所に出現する。
加えて、毎年人気の噴水ショーが「波のプールエリア」で今年も開催。高さ15mの巨大リングのウォータースクリーンによる映像や、272本の噴水、レーザーと炎による演出など、スケール大の3種類のショーを楽しむことができる。
「よみうりランド ジュエルミネーション2025」の開催は来年4月までの期間限定。遊園地という非日常空間を光のアートが包み込む特別な空間を体験してほしい。