夏休みやお盆休みなど、お出かけの予定を立てる機会の多くなる8月。東京では無料で楽しむことの出来る展覧会が数多く開催されている。今月は、万博施設を手がけた建築家のグループ展から、生誕100周年を迎えた三島由紀夫にまつわる展覧会、ICCの子供向けプログラムまで、入場無料で気軽に訪れることができる展覧会を8件セレクトした。
*【入場無料】の展覧会情報は、「展覧会・イベント」ページにて随時更新中
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*各展覧会の会期・内容は予告なく変更になる場合があるため、お出かけ前には公式ウェブサイトをご確認ください。
「EXPO 2025 大阪・関西万博」の休憩所ほか設計業務の公募型プロポーザルにて選ばれた20組の建築家たちによるグループ展。建築家それぞれが立てた問いや、どのように複雑な状況に対峙してきたのかを貴重な資料群を通じて見せるとともに、新しい建築の当事者像を浮かび上がらせる。監修は平田晃久、アドバイザーは藤本壮介が担当。
会場:TOTOギャラリー・間
会期:7月24日〜10月19日
GOOD GOODS ISSEY MIYAKEとエンジニア集団nomenaが手がけた、独自の技術で生地にプリントを描き続ける装置「GOOD PRINTER」がギャラリー3に出現。ひとつとして同じ図柄のないプリントが生み出される様子を目の前で見ることが出来る。
会場:21_21 DESIGN SIGHT
会期:8月9日〜8月28日
同時代のメディア環境に触発されたメディア・アートとの出会いを通じて、子供達の好奇心と想像力を育むことを目的に開催されているICC キッズ・プログラム。今年度は情報空間と物理空間の混ざり合う「Mixed Realities(複合現実)」をテーマに、ARオーディオガイドを使った鑑賞プログラムなどが用意される。
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
会期:8月8日〜9月15日
予約優先制
山中雪乃は人間の物質としての輪郭と現象としての状態の双方に注目し、その間でうごめく不定形で非人間的な存在を描くアーティスト。本展では新たな表現スタイルを取り入れた約10点以上の新作平面作品が並ぶ。
会場:PARCO MUSEUM TOKYO
会期:8月1日〜8月18日
国内外から集められた現代アート作品を通じて、三島由紀夫作品に登場する「阿頼耶識=(相関主義)」というテーマを浮かび上がらせる展覧会。参加アーティストは中西夏之、ジェフ・ウォール、杉本博司、アニッシュ・カプーア、池田謙、森万里子、平野啓一郎、友沢こたお。
会場:GYRE GALLERY
会期:7月15日〜9月25日
ハンセン病問題に対する正しい知識の普及や、啓発による偏見・差別の解消、患者・元患者とその家族の名誉回復を図ることを目的に設立された同館が、はじめて戦争をテーマにした展覧会を開催中。詳細はニュースをチェック。
会場:国立ハンセン病資料館
会期:7月19日〜8月31日
日本を代表する写真家、森⼭⼤道と細江英公のふたり展。森山の撮影した桜の写真と坂口安吾の代表作「桜の森の満開の下」を組み合わせた『Daido Moriyama: Ango』、そして細江が撮影した三島由紀夫の写真集『薔薇刑』から、数点の作品が紹介される。
会場:和田画廊
会期:8月1日〜8月16日
東京都が令和4年度より実施してきた花と光のムーブメントは、都立公園に新たな魅力ある大規模花壇を創出し、四季を通じた花と光の演出を行う特別プログラム。4万本のひまわりが咲き誇るひまわり畑が登場し、夜にはひまわり畑を舞台に、宮島達男のインスタレーションを体感することができる。詳細はニュースをチェック。
会場:葛西臨海公園
会期:8月1日〜17 日